転職の際に必要になるのが履歴書と職務経歴書です。この二つの書類は、同じように見えてまったくの別物です。一般的に履歴書とは、あなたの基本的な情報を相手に伝えるためのものと言えます。そして、職務経歴書とは仕事においてのあなたのスキルなどをアピールするためのものになります。転職においては、特にこの職務経歴書が重要になってきます。なぜなら、今までの自分の仕事の経歴や得たスキルをこの職務経歴書でしっかりと伝えてアピールすることができるからです。
履歴書は、住所や年齢、扶養家族の有無。また、どのような資格を持っているのかや、学歴、職歴といったいわゆる個人の基本情報と言えるものを記載します。逆に職務経歴書は、今までのあなたが積んできたキャリアや経歴といったものや、能力、どういった業績や功績を出してきたかを記載して、アピールするためのものです。そのため、転職に臨む人は、この二つを合わせてしっかりと用意しておくことで、あなたという人間がどのような人物で、どのような仕事ができるのか、というのを企業側にきちんと伝えることができます。
転職において、履歴書と職務履歴の審査ポイントはどんな部分なのでしょう。まず、履歴書で見られる部分は、転職歴は何回あるのか、実務に活かせる資格はあるのか、会社に通勤可能なのか、といった部分をチェックされます。職務経歴書については、転職の目的や企業が求めている人材かどうかや、プレゼンテーションの能力があるのかなどが見られます。書く内容は違えど、どちらの書類もあなたのことを企業にアピールするためのものです。そのため、書くときはしっかりと気合をいれて書くようにしましょう。
しかし、いくら自分をアピールするものだからと言って、企業に採用されるために有利な内容を捏造することはNGです。学歴、職歴、転職回数など、「もしかして不利かな?」と思っても嘘偽りなくちゃんと記載しましょう。嘘をついて、書類選考に通ったとしてもいずれその嘘がばれてしまうのは明白です。また、職務経歴書に、これまでのキャリアやスキルを書く際は、簡潔に書くことを心がけましょう。素晴らしい経歴を書くことは重要ですが、それが冗長では読む気力もなくなってしまいます。そのため、相手が読みやすい文章で簡潔にまとめることが大切です。