転職でキャリアアップしたいときの心構え

キャリアアップをしたいと考えていても、その方法は様々ありますよね。今、自分の働いている会社でキャリアアップできるように努力する方法や、転職をしてキャリアアップを健闘するといったものです。しかし、このキャリアアップの方法のどちらが自分にとって良いのだろうか、という部分は自分で考えていかないといけません。

まず最初に考えるのは転職より先に、今の環境でキャリアアップができるかどうか、という部分でしょう。具体的に考えると、自分の今いる職場、部署などで業績を出して昇級を目指すと言うものです。そして、自分の働きを上司にアピールすることで、同期よりも仕事ができて優秀であるということを周囲に認めてもらわなければなりません。恐らく、このあたりが現在働いている環境でできるキャリアアップの方法でしょう。まずは普段からこつこつと地道に努力をしながら、それを周囲にアピールしていくことが重要です。こういったことができそうならば、環境が変わる転職を無理にする必要はありません。

しかし、業績が出せても、地道にアピールを続けてもどうしても事情によってはキャリアアップが望めない場合もあります。例えば、「同じ部署の同期の方が周囲に認められているため、自分が何をしても後手後手に回ってしまう」といった場合がこれにあたります。もしも、こういった環境に自分が置かれているならば、今の会社にいてもキャリアアップはあまり現実的ではないでしょう。また、そもそも昇給がないという会社なども、キャリアアップの期待はできませんよね。こういった場合、キャリアアップのために転職を考えると言うのは悪い手ではないのです。

しかし、ときに転職とはマイナスなイメージにとられることがあります。会社が嫌になって辞めたのだと採用担当者に誤解されないように、キャリアアップがしたいので転職を選んだ、という旨をはっきりと示しましょう。ただ、キャリアアップしたい、という願望だけをただぼんやりと何の計画性もなく、面接の場で話すのはNGです。「キャリアアップのために、自分はどんなことができるのか」や「どのようにキャリアアップしていくのかのヴィジョン」を明確にしておいて、それを採用担当者の方にしっかりとアピールできるようにしましょう。自分にはしっかりとした目標と計画があるんだ、と思わせることが転職にも有利に働きます。